日本一周ツーリング後編
※この日本一周ツーリングは前編と後編に分かれています。
  見たいほうをクリックしてください。こちらは後編です。
  前編 後編

○ 後編ではこんなことが… ○
 この「後編」では、「前編」最後の写真の平戸大橋の後から日本海沿いに東北を北上し、
昨年に引き続き二度目の北海道に上陸。時計と反対方向に北海道をぐるっと一周して横浜に帰るまでの行程を収録しました。
平戸では自分の名前と同じ地名に立ち寄り、また日本海の海の綺麗さに感動し、鳥取では追い越し禁止違反で
青キップを切られ、新潟ではバイクのメンテナンス中に手首に裂傷を負い、
北海道では覆面パトカーの警察官を持つ子の家で泊めてもらい、翌朝警察の制服を着て記念写真を撮らせてもらったりと、
色々なことがありました。

○ 日本一周を終えて ○
 毎日平均500kmの走行。始めての土地。人に頼ることができない一人旅の「孤独」。
他人に甘えきっていた大学時代にこの旅行をしたことで、自分の行動に責任を持つこと、あきらめない努力をすること、
自分をごまかさないこと等、いろいろと気づくことができた。二度と出来ないとても良い経験をすることが出来た。
宿泊場所は、いつも小学校や中学校の校庭にテントを張らせてもらって、翌朝は子供達と一緒に早朝からラジオ体操。
体操の後はいつもと言って良いほど、宿直の先生のお誘いを受け、お茶をご馳走になりながら集まってきた子供達も交えて、
旅のエピソードを話していました。この旅行の恒例となった、この朝の風景は今でも鮮やかに思い出せる記憶です。

日本一周旅行[後編] 1986年8月12日〜24日
(九州佐世保→日本海側→北海道→太平洋側→横浜 12日間)

 
肥前御厨

日本海の海
●美しい景色の後は青キップに注意。
山口県萩市の美しい日本海に感動した翌日の朝、爽やかな気持ちで走行中バックミラーに白バイが…右の写真にある青キップは、鳥取の早朝追い越し禁止区域で白バイに切られた青キップ。この日を境に「前編」のお気楽な気分は一気に吹き飛び、更に反省・慎重・疲労が重なったこともあり、調子に乗ることなく安全に走ることを第一に旅行を続行することになりました。

京都府の小学校。
●またもや白い砂の校庭…(京都府宮津)
学校の校庭の砂が白い…この旅行では何度と無く遭遇したが、この小学校の校庭はひときわ白い砂だった。転んで体や洋服に砂が付いても、ちっとも汚れた気がしないと言うのは本当に驚きだった。

日本一周断念か?
●日本一周断念か?!
富山県を抜け、新潟県に8号線で北上を続けている時雨に降られ、カッパを着るためにバイクを止めた小学校で、バイクのスプロケットの不具合に気づき、ボルトを締めている際、誤って手を滑らせ右手首を深く切ってしまいました。そして、なかなか止まらない出血と、ここまでの疲れが一気に出てしまい、精神的にかなり深く落ち込んでしまい、一時はこの先の北海道行きを断念し、日本一周をやめようかと考えてしまいました。
しかし、3時間ほど体を休めたら元気が出てきて、再び日本一周をするんだという気持ちが湧いてきました。(写真は再出発をするときの気合いの一枚です。)

日高山脈

北海道上陸

くちびる山

ひぜんみくりや駅
●長崎県松浦市にある肥前御厨駅
『御厨』という地名は大阪にもありますが、ここ長崎県にもこの名称の地名がありました。
※左の写真の立て看板に「送りオオカミに注意」とあります。この辺りでは今でもこうしたことがあるのでしょうか…

出た。青キップ

山形の赤い屋根

北上中

 

 

 

●東京から来たライダーと日高山脈にて
日高山脈を走っているとき、前方に千鳥走行を守って走っているライダーを発見。自分も後ろに張り付いて走っていたら日高山脈の山頂でお話しすることになった。写真の人はすべて県庁勤めや教師の方々で東京から来ているとか。僕みたいに帰る日程も決めずに走っているお気楽者とは全然違い、マナーも良くちゃんとした人ばかりでした。

 

 

 

 

 

 

●朝4時にフェリーで函館に到着
新潟で怪我した手首の傷口にライダーグローブの青い皮の染料が染み込みひどく痛み出し、またギヤーをあげる左足の甲が疲労で上に上がらず、かかとでギヤーチェンジをしながら600kmを走行し、ようやく夜の11時に青森港に到着。疲れ切った体を引きずりながらその足でフェリーに飛び乗り、北海道へ渡りました。(函館到着は午前4時)

 

 

 

 

●昨年幸福駅で知り合った友だちのおとうさんは覆面パトカーのおまわりさん
昨年の北海道一周旅行の際、幸福駅でバイトをしていた子と再会。牧場をやっているおうちで、旅行中に立ち寄ったらお父さんに「泊まっていけ」と言われ、ジンギスカンを山ほどご馳走になり、旅行のエピソードなどを話ながらご家族と一緒に楽しく過ごしました。しかし、翌日に分かったのですが、この子のお父さんは覆面パトカーのお巡りさんだったのです。

覆面パトカーと。●朝起きたら警邏服を着せられ覆面パトカーの前で記念撮影をすることに…一年中家に鍵などかけたことが無いというほど治安の良いこの地にもやっぱりお巡りさんは必要なのですね。(覆面パトカーはチューンナップしてあるそうです。みなさまお気をつけ下さい…)


336号は途切れていた
●国道336号は途切れていた
帯広から道東を目指して走っていたら、なんと国道336号線は浦幌十勝川手前で、プッツリ切れていたのです。(現在もこの状態です。)

富良野の草原より
●富良野の草原でひと休み。
北海道といえば広大な緑の草原で寝ころんでみたいと誰しも思うもの。ここはみなさまになり代わり、私がやって参りました。

大通り公園●大通公園での一枚
道東、最北端をまわり、富良野に寄った後にこの札幌の大通公園へ来ました。今回で二度目となった北海道上陸。昨年、北海道の国道をほとんどすべて走り抜いた経験から、徐行すべきところと、ある程度スピードの上げられる国道の区別がつき、メリハリの利いた走行が出来たこともあって、この札幌の大通り公園に着いた頃には、地元の車と同じように走っていた。

●左の写真は、この日本一周旅行が終盤にさしかかっていることと、来年からは就職活動をしなくてはならず、こうしたお気楽な旅行は二度と出来ないだろうという「二つの感傷」に浸っているところです。写真は、別にカッコつけているわけではなく、来年の今頃は就職活動などで忙しくしているかも知れないが、「今、自分はここにいるんだ」と言い聞かせる様に、この大通り公園の風景を記憶に深く刻みつけているところです。
札幌ラーメン中山峠
●旨いはずだよそりぁ!
昨年の北海道旅行で食べ損ねた札幌ラーメンを探してラーメン横町なる場所に行き、「TVにも出たお店」とのふれこみにひかれて入ったお店。麺もスープも文句無く、具もたくさん入っていたこの店の一押しラーメン。散々美味しかったと褒めちぎった後にお会計をすると1800円とな。そりゃそんなに高けりゃ旨くて当然だっちゅうの!
  ●函館を目指し、山中峠でひと休み。
整備され、とても綺麗になった山中峠。ふかし芋もトウモロコシもさすがに旨い。しかし、霧が出たりすると夏でもやっぱり寒い。(ジャンパーを着ています。)
函館山●函館の夜景はやっぱりすばらしい。
今回で二度目となった函館の夜景。本当に何度見てもすばらしい景色です。昨年は友人と二人でバイクツーリングをしながらこの夜景を見ましたが、今回は一人旅だったので、感慨もひとしお。

夏なのに少し肌寒い函館山の山頂では、お店でストーブも焚いていました。それにしても「よく一人でここまで来たもんだ」と、これまでの道程を思い出しながら2時間、感傷に浸っていました(ぉ
岩手県龍泉洞十和田湖は雨だった
●岩手県龍泉洞
北海道を後にして残るは横浜への帰路のみ。途中で寄った岩手県の龍泉洞は、深いブルーの地底湖。水の透明度が高く、上から湖面を見下ろすと空中に浮いているような浮遊感が味わえます。
●十和田湖はどしゃ降りの雨でした。
十和田湖の稲荷峠にて知り合ったVTライダー。まだ初心者マークがとれていない様子。突然でしかも猛烈などしゃ降りでせっかくの十和田湖も散々でした。
※あとで話を聞いたら、このライダーさんをスピード出して置いていったらしい。 By.Daiki
岩手県遠野市 ワインディングロード
●岩手県は美しいワインディングで最高!
日本一周も終盤。東北を南下しながらこれまでの色々な出来事を思い出しながら走っていた。そんな気分と岩手の美しいワインディングロードは完璧にマッチしていた。まだまだ横浜までかなりの距離があるのに、疲れを感じさせない緑の風景はスピードも自然に緩めたくなるホッとさせてくれるものでした。
日本一周終了○ 日本一周を終えて ○

●左の写真は、日本一周を終えて自宅そばの公園前に到着したところ。時間は午前0時を超えておりシンと静まり返った空気が、毎日500km、18日間走り抜いたことを静かに実感させてくれました。

●去年は友だちとの旅行だったが、今回の日本一周は一人旅だったことから、バイクが単なるマシンという感じではなく、旅行の感動を一緒に分かちあえた仲間としての一体感があった。

●この日本一周を一人で成し遂げた経験は、今もなお「自信」となって現在の自分を支えてくれていることに間違いない。

※この日本一周ツーリングは前編と後編に分かれています。
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